こんにちは。ヨガ歴18年、東洋医学ベースの施術を習得した筆者がお伝えする、『心身を快適にするtipsシリーズ』です。
今日は、朝目覚めた瞬間、お布団から出ずに!ベッドに入ったまま!目をつぶったままで、もぞもぞとしながら体のエンジンを徐々にかける簡単な方法をお伝えします。
いつもベッドの上や、マットの上で朝ヨガをしている方にも、その準備となりますのでオススメです。
寝起きの身体とは?
寝て起きたら筋肉は硬くなっています。睡眠中は筋肉の活動が低下し、筋肉に通っている毛細血管も活動が低下します。体の隅々にまで酸素や栄養を送る力が弱まっている状態です。東洋医学的に言うと、経絡(気)の流れが滞っている状態なので、それに付随している筋肉も動かしづらくなっている状況です。それで筋肉が硬くなっているのです。
なので、朝起きたときに「なんか身体が怠いなあ、動きづらいなあ。」と感じることは自然なことです。
さらに、疲労やメンタル不調が重なっていた場合、ますます寝起きにすぐ活動するのがきつくなっていきます。
ゆっくり身体を目覚めさせよう
急に動かない
寝坊してバッと飛び起きる、などという漫画のようなアクションをしても全然平気なのが若い頃…。実はこれ、硬い体に鞭打つような、めちゃくちゃ身体に負担のかかることです。身体がビックリしちゃいます。アラフォー以降の世代の皆さんは、ゆっくり優しく身体を目覚めさせていきましょう。
末端から動かす
ヨガをやっている方なら「シャバアーサナ(屍のポーズ)」から意識を戻すときに、手足の先から動かすことをご存じかと思います。まさにそこがポイントなのですが「体の末端から動かすこと」で身体はスムーズに活動を始めることができます。
手足の指先は細くなっていって、血管も骨も細くなっていきますよね。そうしますと、そこに流れる血流、気の流れが、細ければ細いほど流れにくくなります。手先足先は気の出入り口でありながら、一番滞りやすい場所ということです。ここの流れを良くすることで、全身に良い気(プラーナ)を巡らせることができます。
根幹の大きな筋肉をいきなり動かすのではなく、先端から動かすことによって、身体に負担なく「活動スイッチ」を入れていきましょう。
手先をほぐす
さあ、では早速やっていきましょう。目をつぶったままでもOKです。
目覚めてすぐは、手のひらをグーパーする動きですら指がこわばっていたり、むくんだりしていて難しいこともあります。ですので、まずは先端から動かし、徐々に動かすパーツを広げていきましょう。
①指一本一本を反らせていく
左手で右手の親指から一本一本、指を反らせていきます。根元よりも指先のほうを持って反らせると、より刺激が入ります。痛みがない方は、指全体をぎゅっと掴んで反らせると、圧で結構も良くなります。これを両手行います。

②手のひらのグーパー
ここで初めてグーパーを始めましょう。指を反らせて指一本一本の気血流が良くなっているので、開閉しやすくなっています。末端から次のパーツへ。
③手首ぐるぐる
手首のスナップを効かせて前後に動かしたり、片方の手で片方の手を持って、ぐるぐると動かすのも良いでしょう。できる方は両方同時にぐるぐるもGOOD。
足先をほぐす
①足指先グーパー
足指を手でほぐそうとすると、それだけで身体がキツイ体勢になってしまうので、ここでは寝起きのままの姿勢を崩さずにできる、ほぐしを行っていきましょう。
足の指をぎゅっと握って開く動作を繰り返して行います。足の裏がつりやすい方にもおすすめです。
②足首ストレッチ
やり方は、息をはきながらかかとをぐーんと突き出し(フレックス)、今度は吸いながら爪先を遠くに伸ばします(ポイント)。この時は足の甲がぐっと縦に引き伸ばされるイメージです。この動きはアキレス腱の動きをスムーズにしてくれますので、急に運動してアキレス腱をブチっと切ってしまうなんて言う恐ろしい事態の予防にもなりますよ。
できる方は、手の動きと同時に行っても良いです。
スムーズな目覚めへ!
さあ、これで末端がほぐれました!ここからゴロゴロ体幹を動かすも良し、ベッドの上の朝ヨガに移行するも良し、朝散歩に出かけるも良し、思い思いの朝活へと進んでいきましょう!気持ちの良い一日のスタートができますように♡
〆
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